アメリカンな料理を求めてイーストビレッジ付近を彷徨っていると、香ばしいチーズの香りが漂ってきました。夏の暑さなんてすっかり忘れて、その匂いの元をたどっていくと見つけたのがS'mac。
中を覗くと、マカロニとチーズという絶妙の組み合わせで作られるメニューをおいしそうに頬張る地元民の姿が。お店が満員だったので私はもう１件あるテイクアウト専門の店舗に行き、そこで注文し待つこと１０分で無事ここの料理を手にすることができたのですが、とにかく熱々のチーズとマカロニが口の中をとろけるようで、グラタンにしなくてもこんなにマカロニはうまいのかと再確認した瞬間でもありました。
後日サイトを調べると、メディアで取り上げられるほどの人気店だという事が発覚。確かに納得の味です。
この真ん中にある"imagine"の文字を見た時、ある有名な作曲がが生み出した名曲のメロディが頭の中に流れるのではないでしょうか。そうです。あのジョン・レノンが生み出したimagineです。
この円は、セントラルパークの中にあるストロベリーフィールズと呼ばれる場所にありました。これは、１９８０年に暗殺されたジョンを偲ぶ為、彼が住み、そして殺されたダコタ・ハウスに最も近い入口から入ってすぐの所に作られました。
私が行った時は夏だったので、観光客達がimagineの文字の中心に建って写真を撮っている光景が目立ちました。ジョンがいかに人々に愛された存在であったかが良く分かる光景です。ちなみに、この碑があるストロベリーフィールズという名前はビートルズの曲からつけられ、ジョンの死に対する悲しみをから、この場所を涙の形にすることで表現したという事です。
犬を連れた人、ランニングで体を鍛えている人など地元民にも愛されているこの場所で、温かく優しいオーラを感じたのは、ジョンの想いと彼を愛するすべての人の愛が重なった場所だからなのでしょうか。
