本ページの外部リンクには広告が含まれています。

チェコ

プラハが生んだ“変身”―カフカ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

“ある朝グレゴール・ザムザがなにか不可解な夢から目覚めると、彼は一匹の大きな虫になっていた”というあまりに有名な一節からはじまる小説、「変身」の作者フランツ・カフカはチェコ生まれのユダヤ人。

彼のミュージアムもまたプラハにあり、読書好きとしてはぜひとも行きたい場所。ミュージアムの前にはちょっとした噴水と、男性の裸像が2、3体。なぜかこの像、むき出しの股間部分が動く…。なんともいえないシュールな光景。趣旨はよくわかりませんでしたがあれはカフカの世界観をイメージしたのかまったく別の管轄が作って置いただけなのか…。とにかくシュール。

あとミュージアムの入口に大きなカフカのKマークが建っています。ちょうどイニシャルにKがつくので調子にのって体でKを表現して記念撮影。いざ中へ!

まあカフカの生い立ちやら作品の背景、家族、いろんな資料が展示されているわけなんですが。中に入ってから外に出るまで一貫して「うわー…」という印象。あ、多分良い意味で!たぶん。照明を押さえた薄暗い館内に、ぴちょんぴちょんと不吉な水音。変身の虫を思わせる影や物悲しい雰囲気の古いプラハの映像と陰気な音楽…。

ミュージアム全体を覆う「うわー…」感。でもこれこそが不条理文学を確立させたカフカの世界をあらわしているのかも?つまらなくはないですよ!ゲストブックには正直に「よくわからない人だ。」とコメントしている日本人がいましたが(笑)。

たいへん興味深く、鬱々とした気分になれる、威力あるミュージアム。外の空の青さが目にしみました。

関連リンク
海外WiFiレンタル料金表
チェコ海外WiFiレンタル料金比較

-チェコ
-