ブラショフの観光地といえばまず真っ先に挙げられるのが、ブラン城です。世界の名城25選にも選ばれた歴史あるこのお城は、アイルランドの作家、ブラム・ストーカーが『吸血鬼ドラキュラ』の中でドラキュラ伯爵が住む城としてモデルにしたお城です。
実際のモデル、ワラキア公ヴラド・ツェペシュは居住したことはないんですが、ドラキュラの城として観光地が進み、周辺にはドラキュラグッズを売る店やお化け屋敷なんかがあってにぎわっています。
ブラショフの市街からバスを乗り継いで40分ほどで到着。遠くから見える姿より、実際はずいぶん小さく感じられるかもしれませんが、中は入り組んだ迷路のように複雑な造りになっていて、細く急な階段を上ったり下りたり、冒険気分で楽しめます。
内部は王の執務室など多くの部屋を見学でき、家具は当時のものではありませんが雰囲気ばっちり！中世の貴族の暮らしぶりがうかがえます。周辺を森に囲まれており、最上階からの眺めも素晴らしいです。私が行ったときにはちょうどお祭りの日だったようで、小さな子供たちが民族衣装を着て踊っているところを見ることができました。とってもかわいかった！
ブラショフに宿をとってブラン城に行くなら、時間があれば途中のルシュノフ要塞に立ち寄るのもおすすめです。小高い丘の上に中世の要塞が残っていて、内部の資料も見応え充分です。
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